国連広報局NGO課によるものみの塔協会との提携関係に対する公式回答

http://www.un.org/dpi/ngosection/watchtower.pdf
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2004年3月4日

関係者各位

ここ数年、NGO課はニューヨークのものみの塔聖書冊子協会と広報局(DPI)との提携に関する膨大な数の問い合わせを受けてきました。この組織はDPIとの提携を1991年に申し込み、1992年に認められました。DPIとの提携を受け入れることにより、組織は提携基準を満たすことに同意しました。この基準とは以下のようなことです。国連憲章の理念を支持し、尊重すること。国連の活動に関する効果的な広報プログラムを、構成員と共に運営する決意と手段を持ち、広範な聴衆に呼びかけを行うこと。

2001年10月、ニューヨークのものみの塔聖書冊子協会の国連担当主席代表、Ciro Aulicino氏はDPIとの提携終了を要請しました。この要請に従い、DPIは2001年10月9日をもって、ニューヨークのものみの塔聖書冊子協会との提携を解消する決定をしました。

国連広報局は、DPIと提携しているNGOと国連との通信を機密扱いとする方針をとっていることをご承知おきください。しかしながら、次の段落に記されている内容は、1992年に提携の承認を受けたNGOに送付されたすべての手紙に含まれているものです。

「非政府組織と国連広報局との提携の第一目的は、国連とその諸機関の理念、活動および成果に関する公衆の理解を向上させるために情報を広めることです。従って、貴組織の広報プログラムが国連に関連するものである場合は、広報局NGO課にその活動を常に知らせておくことが重要となります。それには、この活動に関連する貴組織の出版物を提供することも含まれます。『国連と非政府組織』に関する冊子を一部同封します。これにはNGO提携関係の情報が記載されています。」

さらにNGOとDPIの提携基準には以下の点が含まれます。

  • 国連憲章の理念を共有している。
  • 非営利の事業のみを行っている。
  • 国連の課題への関心が実証され、かつ、教育者、メディア代表、政策立案者、財界など、広範あるいは専門的な聴衆に呼びかけを行う能力が立証されている。
  • ニュースレター、速報およびパンフレットの発行、会議、セミナーおよび円卓会議の開催、ならびに、メディアの協力を通じて、国連の活動に関する効果的な広報プログラムを運営する決意と手段を持っている。

貴殿がこの情報を関係者の皆さんと共有されることを期待しております。当課には、ものみの塔聖書冊子協会に関する類似した問い合わせが大量によせられており、それらに返信することが不可能だからです。国連の活動に関心を示してくださることに感謝いたします。

敬具

Paul Hoeffel
NGO課課長
広報局

  1. Stephen Bates, 「「偽善者」エホバの証人、国連との秘密の関係を絶つ」『ガーディアン』2001年10月15日号
  2. 国連スキャンダルへの英国支部広報担当の公式回答
  3. 2001年11月1日付「国連との関係についてのものみの塔協会の公式説明」
  4. 「ものみの塔協会は黙示録の緋色の野獣を「支持」していたのでしょうか?」
  5. 国連人権高等弁務官事務局 (UNHCHR) 公式サイト
  6. 国連広報局NGO課によるものみの塔協会との提携関係に対する公式回答

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