2章 事件の始まり

(1) 支部からの速達

1985年6月15日土曜日夕刻、事件の始まりを告げる日本支部からの速達が届いた。送られてきたのは次のような手紙であった。


ペンシルバニア州の
ものみの塔
聖書冊子協会

SC:SD1985年6月14日

北海道広島会衆

金沢司兄弟

親愛なる兄弟

協会はただ今、札幌市羊ヶ丘会衆の長老笹山○○兄弟から一通の手紙を受け取りました。それによりますと、同兄弟は最近、出張講演で広島会衆と交わった際、会衆内の雰囲気がかなり緊張したものであることに気付き、同時に会衆内で悪霊の影響もしくは働きについてしばしば取りざたされているため、会衆の今後につき大いに心配している旨を知らせてくださいました。わたしたちはこれらの情報に基づき、広島会衆に何らかの問題が生じているとは断定できませんが、経験ある長老たちの援助が必要ではないかと判断いたしました。

それで、巡回監督である藤原○○兄弟、瀬野○○兄弟、及び笹山○○兄弟の三人の兄弟たちに広島会衆の援助を依頼することにいたしました。どうぞ、連絡をお受けになる時、会衆の実情を正直に知らせ、もし問題が実際に存在するとすれば、神のみ言葉の教えによって問題の解決を図っていただきたいと思います。そして、藤原兄弟からの連絡を待ち、求められた場合には他の関係者もこの集まりに出席できるよう連絡していただきたいと思います。上記の通りお知らせし、エホバの御祝福をお祈りいたします。

あなたの兄弟

Watch Tower B&T Society
OF PENNSYLVANIA

この手紙の写し:第79巡回区藤原○○兄弟


実はこのとき笹山兄弟が支部に送ったのは単なる報告だけではなかった。彼は広島会衆に対するA、K二人の姉妹の訴えを同時に送っている。すでに半年以上も前から、姉妹たちと共にその準備を始めていたらしい。それが支部の内々の指示によるものであったかどうかは分からない。ただ会衆を心配するという主旨の報告よりは、その訴えが主なものであったのは確かなことである。

この手紙は、文面を読む限りでは何ら問題がないように見える。組織が一つの会衆を心配しているという主旨のごく当然の内容なのだが、問題はその背後に隠されているものである。会衆内に緊張した雰囲気が見られるとか悪霊の影響云々というあいまいなことが理由として上げられ、そのため援助が必要だと述べているが、それは単なる表向きの理由にすぎず、実は秘められた目的があったのである。この手紙は事実上、処分のための第一ステップの始まりであった。

加えて文面には少なくとも3つの偽りがあった。

兄弟たちは手紙が届く数日前から、日本支部が何らかの行動を起こすのではないかと考え始めていた。そういうことを示す徴候が幾つかあったからである。しかし、支部の動きは兄弟たちの予想よりはるかに早かった。笹山兄弟が報告を送ったと考えられる日から速達が届くまで、わずか5日しかなかったのである。まるで報告を待っていたかのような素早さであった。

(2)会衆の対応

この当時、広島会衆の状況は報告された内容とはかなり異なっていた。兄弟たちは会衆の平和と一致のために努力しており、多くの成員もその方針を喜んでいた。会衆は活発な状態にあり、王国会館の建設にむけ、法人登録の準備、土地の買い付け、建設の具体案の検討などを進めていたのである。

しかし、このような会衆の進展に強い不満を持っていたのがA姉妹であった。姉妹は非協力的な態度を取りつづけ、ついに羊ヶ丘会衆の集会に出席するようになった。それは支部から速達が届く4日前6月11日のことである。

このような場合、組織の取り決めでは会衆の主宰監督に連絡が来ることになっている。そして両方の会衆の監督たちが協力し合って問題を解決するようにと指示されている。ところがそうした取り決めに反して、羊ヶ丘会衆からは何の連絡もなかった。そこで不審に思った兄弟たちは笹山兄弟に事情を尋ねることにした。兄弟の説明は次のようなものであった。

この説明だけでは、広島会衆に連絡してこなかった理由がよく分からなかったので6月13日、再び笹山兄弟に電話を入れた。その結果、さらに次のことが分かった。

6月14日、一人の研究生から、「A姉妹が広島会衆を支部に訴えると吹聴している」との報告が入った。笹山兄弟の不可解な言動ともつじつまがあうので、この点を直接、尋ねてみることにした。

「兄弟、実はA姉妹が広島会衆を訴えると話しているんですけど、何か聞いていませんか」
「えーー」(とまどった様子)
「そのことについて何かご存知なんですか」
「…広島会衆を訴えるとかどうかということではなく、私は広島会衆を心配しているんです」
「どんなことですか」
「会衆の中で悪霊の話が頻繁になされるとか、また長老のところに悪霊が出るというのは異常なことなんです」
「先回もお話ししたように心配するようなことはありませんけどね。兄弟はA姉妹からの情報だけで判断しているんじゃないですか。もし訴えを取り上げるとしたら会衆の実情を調べてみたほうがいいと思いますよ」
「…………」

どうやらすでに支部に訴えを送ってしまったらしい。

笹山兄弟は法的なことには人一倍詳しく、何事にも慎重な人である。普通であれば、彼が何の確認もせずに報告を送るなどということは考えられないことである。おそらく今回はその必要がなかったのであろう。なぜだろうか。支部の承認があったからに違いない。日本支部が笹山兄弟の背後にいることは、もはや確実と思われた。

それで兄弟たちは、支部からの手紙を読み終わった瞬間、「これは背教で片付ける気であろう」と直感したのである。事はすべて内密に進められており、真の動機や目的は隠されている。表面上、援助という名目を掲げ光の天使を装ってはいるが、本心は闇の中である。宗教の歴史からいって権威者がこういうスタイルを採用するときは、背教、異端で処分すると相場が決まっている。キリスト教世界で何度も繰り返されてきたパターンである。

支部には任命、監理、決定などの権限が与えられているので、その気になれば背教の基準も独自に決めることができる。なにしろ、検察官と裁判官が一緒になっているようなものだから、どんな判決でも通ることになる。判決内容は内密事項になっているので、組織内の成員を欺くのは簡単である。どう見ても広島会衆に勝ち目はなかった。

「何とかするには、まず支部を越える問題にしないとどうしようもない。そして、それを統治体に持ち込むことができれば、あるいは可能性もあるかもしれない」と兄弟たちは考えた。

このように判断する下地となったのは、5月19日、日本を訪れた統治体の成員A・D・シュローダー兄弟の講演であった。その時彼は、イザヤ32:1を引用し、「王イエスは義を引き上げるためにその支配を進めておられる。それゆえ監督たちは公正に特別の注意を払うべきである」と述べた。その聖句にはこう記されている。

「見よ、ひとりの王が義のために治める。君たちは、まさに公正のために支配する」

そうであるとすれば、公正に特別の注意を払わない監督たちは君としての資格がないということになる。また義を引き上げるための主要な器は「ものみの塔」誌なので、その義の規準に反対することは王イエスと戦うことを意味する。そこで協議を重ねた結果、兄弟たちは真実と公正、それにものみの塔誌に載せられている義の規準を根本方針にしようと決定した。

統治体ならば神の義に従って問題を扱ってくれるであろうと兄弟たちは期待したのである。

そのためまず日本支部の出方を見ることにして、次の三通の手紙を連続して支部に送った。真実と公正を擁護する気があるかどうかを確かめようと思ったのである。支部の体質からして、藤原兄弟の連絡を待たずに直接手紙を出せば反抗とみなすであろうことが予想された。しかし、あえて兄弟たちは支部に手紙を出すことにした。


1985年6月15日広島会衆

親愛なる兄弟たちへ

大きな問題が発生している中、兄弟たちに心配して頂けるのは嬉しく思います。

6月14日付の手紙を受け取りましたが、正直に申しまして意外な気持ちと驚きを持って文面を読みました。

確かに広島会衆で何らかの問題がなかったわけではありません。兄弟たちもお気付きと思いますが、会衆では二人の姉妹に関して開拓奉仕を離れるという件を扱いました。二人の姉妹は共に自分から資格がないと思うと言い、離れることに自ら同意しました。しかし、心の中では、本当に同意はしていないと判断しています。それで何度か援助も試みましたが、最終的に、「正規開拓奉仕中止に関する通知」を行ったのは、それなりの理由があります。それは会衆内のかなりの人々に明らかになり、動揺を引き起こした問題です。(必要であればいつでも情報をお知らせできます)付け加えれば、その問題を理由に削除の推薦を考慮しなかったのは開拓者の資格を向上させるという最近の協会の提案に基づき、本当に資格を得られるように助けるという事柄を基本に考えてきたからです。

これ以外には私には特別思いあたるふしがありませんので兄弟たちと話し合ってみました。

その結果、以下の結論に達しましたのでお知らせしたいと思います。兄弟たちのよい判断とエホバの指導を心からお願いします。

クリスチャン愛と共に

会衆内で悪霊の影響もしくは働きについて、しばしば取りざたされているとの事ですが、実在する霊者という意味であれば、そういう事実はほとんどありません。研究生や何人かの援助している姉妹たちの間ではそういう話がなされているとは思います。しかし、1985年1月1日号のものみの塔31頁にあるような意味ではしばしば会衆で話題にしてきました。したがって笹山兄弟に意味が正確に伝わっていないのではないかと思います。

新奉仕年度を迎え、増加の実をエホバに豊かに祝福していただけるよう、兄弟たちはものみの塔誌の次のような記事の精神に従うべく努力してまいりました。

この一連の流れに従って会衆の聖化に努めてきた結果、兄弟たちは今までになく良く一致しており、喜びを感じています。また、王国会館も土地が見つかり購入できる段階になりました。エホバにふさわしい、最も良い建物を建てるよう努力しているところです。又、開拓奉仕を励ます集まりを開いた時、非常に良い反応があり、4〜5名の人が来奉仕年度から開拓奉仕を始める計画でいます。

以上のようなわけで、広島会衆の兄弟たちは手紙に指摘されている問題は広島会衆には存在しないと判断しています。

連名


1985年6月17日

親愛なる兄弟たち

神の王国と義を第一にするよういつも励ましてくださり感謝しています。笹山兄弟を通して何らかの報告が協会に送られるのではないかということは広島会衆でも考慮していましたので、そのこと自体は別に驚きではありませんでしたが、内容は実に不思議なものでした。その理由についてはすでに一部述べさせていただきましたが、もう少し兄弟たちに知っていただきたいことがあります。

A姉妹について

つい最近開拓奉仕を離れた姉妹です。今回の問題の発端はA姉妹の援助している研究生(現在はT姉妹)から明らかになった事に起因します。幾人かの姉妹たちから、最近Tさんの表情が暗くて元気がない、何か問題があるのではないか、との知らせを受け、書籍研究の司会者に扱うよう指示しました。その結果A姉妹は秋の巡回大会の実演に登場した消極姉妹(陰口、悪口を言って他の人の信仰を破壊しようとする人)と同類の事柄を行なっていることが明らかになりました。私たちもそのような傾向には以前から気付いており、姉妹とは何度か話し合っていました。その時は、特に開拓者として会衆に協力し、新しい人々を援助してゆくことを私たちに約束し、努力すると言っていましたので今度こそは心から改善するよう頑張ってくれるのではないかと期待していただけに、非常に残念なことでした。

その他の幾つかの事情があり、5月に姉妹と開拓者の資格について話し合いましたが、もう少し機会を与えたいと思い、6月まで待つことにしました。しかし、ほとんど改善は見られず、本人も同意しましたので協会に通知を送りました。ところがすぐに会衆内の何人かの人々に、自分は開拓者を降ろされたと言い張り、批判的な行動を開始しました。ついには姉妹の交わっている書籍研究の集会がかき乱されるに至りました。それで私たちは会衆の動揺を防ぎ、清さを守るために、態度を改めて集会に来るよう指示しました。それに対し、A姉妹は笹山兄弟のいる羊ヶ丘会衆と交わるようになりました。A姉妹が何をどのように兄弟に話したか私たちには詳しいことは分かりませんが、今回の報告のゆく直接のきっかけになっているものと思われます。

K姉妹について

K姉妹の高校3年生の伝道者の子供と同じ学校に通っている研究生、及び会衆に交わっている研究生の子供より、エホバの証人で不良グループと付き合っている人がいるとの声が上がり、尋ねた結果、それはK姉妹の子供であることが分かりました。そこでK姉妹に問い合わせましたが、子供はそのようなことはないと言っている、との報告でした。それでさらに何人かの人々に聞いたところ、最初に上がった声の通りであることが判明しました。(必要であればその証拠をお知らせできます。)K姉妹は、悪い交わりに関する認識が大きくズレていましたのでその点を教えながら援助しました。私たちの観察ではエホバとの関係だけでなく、純粋に道徳的にみても大いに問題となる交わりだったと判断しています。その後、K姉妹も娘さんも共に、悪い交わりであるとは考えていないと述べています。K姉妹の子供はA姉妹と一緒に羊ヶ丘会衆に交わり始め、姉妹も何度か出席しているようです。この件については、笹山兄弟と初めから連絡を取り合っていたと聞いています。

6月2日、笹山兄弟は「家族間のまた、神との意志の疎通」の題で講演して下さいましたが、実際的でとても励まされるお話でした。会衆の成員たちも兄弟の話にとても感謝していました。私たちは全体的にみて築き上げる平和的な集会だったと考えています。もっとも神の義の戦いによる緊張感ならば大いにあったと思いますが、不和や争いによる緊張感ならまったく存在しなかったと思います。笹山兄弟があの集会を手紙の文面のように見ていたとはまったく信じ難いことです。私たちには笹山兄弟の極めて主観的観察であるとしか考えようがありません。さらに付け加えると、協会からの手紙をいただく前に笹山兄弟と連絡を取り、二人の姉妹たちとも話し合った結果次のように判断しています。

K姉妹は、娘さんのことしか笹山兄弟とは話していない、と述べていますので情報は主にA姉妹から得たようです。私たちには何の問い合わせもなく、事実かどうかの確認もありませんでした。笹山兄弟自身も一方の側からの情報しか得ていないと述べています。A姉妹は突然泣いたり、笑ったり、怒ったりなど情緒が不安定な姉妹です。

このような形で協会に報告するということはあまりにも片手落ちではないでしょうか。とは言っても、何も私たちは自分たちの扱いが間違っていなかったとか、援助は必要ではないということを言おうとしているのではありません。必ずしも必要でないことのために、忙しい兄弟たちの時間と労力を奪うのは心苦しく思うからです。

私たちは、二人の姉妹とも笹山兄弟の援助を得て、広島会衆と協力し立ち直るよう援助して下さるものと信頼して見ておりました。しかし、笹山兄弟がこのように扱われたのには驚きを禁じ得ません。現段階でも適切に扱えばすぐに処理できる問題だと思います。そのように聖書的に統治体の精神にのっとり、速やかに扱われないとすれば、率直に言って広島会衆の増加の大きな妨げであると感じています。

以上、兄弟たちにお知らせし、エホバの指導と祝福を心からお祈りします。

クリスチャン愛と共に


1985年6月18日

親愛なる兄弟たち

近づく大会の準備に忙しい中、ご心配をかけ大変申し訳なく思います。兄弟たちのお気遣いには心から感謝しています。私たちは、今回の件は、長老団同士が協力して事に当たればそれで済む問題と考えていました。今でも、できればそうしたいと思っています。笹山兄弟のおっしゃる援助とはどうもそういう意味合いではないように受け取れますが、援助をしてくださるというのであれば喜んで受け入れたいと思います。ただ、できましたら、私たちの願いも一つ聞いていただけないでしょうか。そうして下されば本当に幸いです。その願いと言うのは指定されました援助の三人の兄弟たちを可能であれば全員、それが無理でしたら少なくとも瀬野兄弟と笹山兄弟のお二人は他の方々に変えていただきたいということです。

以下は簡単ですが、お願いの理由です。

笹山兄弟

笹山姉妹はA姉妹の研究司会者です。

この件については、尋ねようと思えば、あるいは問い合わせようと考えれば幾らでもできたと思いますが、協会から手紙を受け取る以前に正式な連絡は一度もありませんでした。笹山兄弟は広島会衆の扱い方で疑問に思う旨を話して下さり、私たちも理解していただきたく連絡をとりました。兄弟は、「分かった」と述べて下さいましたが、何の調整もなされませんでした。また今回の連絡の中で、もちろん謙遜か冗談でおっしゃったのだと思いますが、「私は反抗的な霊とは理解できない」と述べておられます。私たちが最も苦しみ苦慮したものの一つはA姉妹の反抗的な精神です。

瀬野兄弟

瀬野兄弟は「広島会衆はもてなしの精神が不足している」と毎回のように強調して下さいました。いくらか改善されているとは述べて下さいましたが、先回も不満足だったようです。研究生を加えた食事の交わりで、もてなしに対する不満を口にされ、あわててしまった、と或る姉妹が述べておりました。また宿舎を提供した兄弟は、少しもてなそうと努めたところ、奉仕の僕よりずっとましだ、と言われ驚いたと語っていました。兄弟は集会が終了したら、会衆の成員が列を作ってお礼に来ることを求められ、広島以外の他の会衆ではほとんど行っていると話されました。確かにもてなしの精神は大いに必要であり貴重なものだと私たちも思いますが、このようになりますと一体誰の栄光を求めているのだろうか、集会や奉仕は、まず誰を賛美するためのものだろうかと考えざるを得ません。さらに、今春の大会の自発奉仕で、広島会衆は大会前日、会場の清掃を行いました。ステージを掃除していたとき、瀬野兄弟がニコニコしながら近づいてきました。ところが、全員広島会衆の兄弟姉妹であることが分かると顔をそむけて別の方へ行ってしまいました。瀬野兄弟に確認したわけではありませんが、兄弟姉妹たちは、「広島会衆に瀬野兄弟が個人的な反感を抱いているのではないかと感じた」と述べています。

藤原兄弟

K姉妹によると、K姉妹は藤原兄弟か姉妹の(はっきり分かりませんが)研究生だったことがあるとのことです。

笹山兄弟から6月17日午前10時に羊ヶ丘の王国会館に来るようにとの連絡を受け取りましたが、協会の判断を仰ぎたく、待っていただく事にしました。この連絡から判断しますと、集まりは単に援助のためのものではなく聴問の性質を帯びたもののように受け取れます。加えて笹山兄弟からは、並々ならぬ霊を感じて仕方がありません。広島会衆を心配しているだけとはとても思えない雰囲気が伝わってきます。一連の流れを見てみると、背後に何か不穏なものがあるように考えられるのは、私たちの思い過ごしでしょうか。そう思いますのも、私たちには立場も権威も何もなく無力に等しいからです。

兄弟たちに是非とも知っていただきたいのは、私たちは心からものみの塔誌を通して示されるエホバの預言の戦いを押し進めてきたらこのような進展になってしまい、まだ現実とは思えないくらい驚いているというのが私たちの偽らぬ率直な気持ちです。それで、もし、今回の集まりが審理を含んでいるのであれば、王の支配71年目の引き上げられた義の規準で扱われるよう、私たちは切に、心から希望します。協会に多大のご迷惑をおかけするかもしれませんが、私たちの願いを聞いていただければ幸いです。

エホバ神の過分の親切を心からお祈りします。

クリスチャン愛と共に
北海道広島会衆